位牌の相場と処分にかかる費用
繰り出し位牌など紹介

位牌の相場はどのぐらいなのか?


位牌 相場

ご自宅の仏壇に置いてある、おなじみのご先祖様の位牌。
見慣れていても、実際に新しく作るとなると全く勝手が分からない、いくらぐらい掛かるのか?
と思う方がほとんどなのではないでしょうか。


今回は、位牌の相場などを紹介したいと思います。


位牌を作る際に気を付けて頂きたいのが、位牌のサイズです。
基本的に前に作った位牌よりも大きくなってはいけないとされていますので
前と同じサイズか、それよりも一回り小さい位牌を選ぶようにしてください。


また、初めて位牌を作るのであれば、大き目のサイズで作る事をおすすめします。


お好みの本位牌を仏具店で選び、戒名を書き入れる・あるいは彫り付けてもらうのですが
この本位牌には素材によってかなり値段のひらきが有り、サイズによっても値段が異なります。


実際にはピンキリとも言え、上限に限りはありません。
ただ、1000円~の激安のものは、みてくれはよくても海外製の粗悪品である場合がほとんどですので
間に合わせなど何らかの理由以外は避けるべきでしょう。


漆塗りの「塗り位牌」、黒檀や白檀など香り高い木材を利用した「唐木位牌」
小さな扉の開閉式になっている「繰り出し位牌」などがあります。


いずれも価格は、1万円前後からのスタートで、2~3万円ほどで一番多くの選択肢があるようです。
一般的な相場は2万円ほどでしょう。


中には、お仏壇がなくそのまま置いて置く場合に適した家具調の位牌など、様々なデザインのものもあります。
素材や産地、職人の銘などによく注意して選んでみて下さい。







位牌の魂入れに必要なお布施の額とは?


位牌 魂入れ

葬儀が終わり、一段落しても、またすぐにやらなければいけない事があります。
その一つが、位牌の用意です。


位牌は、故人を偲ぶ為に必要な物で、仏教において、無くてはならない存在です。
そして、位牌はただ購入して戒名などを入れておけばいい、だけではありません。


その後にも、大事な儀式があります。

それが「開眼供養(かいがんくよう)」という儀式です。


位牌を購入し、戒名・俗名・没年月日を入れてもらい位牌の準備を前もってしておきます。
四十九日までは、葬儀会社で用意してくれた白木の仮位牌で安置しますが
あくまでも、それは仮位牌ですので、本位牌が必要になります。


そして、四十九日法要と合わせて開眼供養も行い、白木の仮位牌から本位牌へ故人の魂を移すのが一般的に行われています。
ですので、かかる費用としては、位牌製作費 + 開眼供養のお布施が必要になります。


位牌の価格やお寺によって、お布施額は異なりますが、大体3~5万円前後が目安になります。
事前に位牌の開眼供養に必要なお布施額を僧侶に伺う事をおすすめします。






位牌の処分や、それにかかる費用について


位牌 処分

仏壇の中に納まっている位牌ですが、年月と共にだんだんと劣化してきます。
ある程度の劣化が進むと戒名や俗名など見えずらくなり、新しく位牌を作る必要が出てきます。


そういったタイミングで古くなった位牌は不要になりますので処分しなければなりません。
では、位牌を処分する際には、どのような手順を追ったらよいのでしょうか?


今回は、位牌の処分に関してご紹介したいと思います。


まず、位牌を処分するにあたり「閉眼供養(へいがんくよう)」が必要になります。
それを終えてから、処分するようにしましょう。


燃えるゴミとして出す事もできますが、基本的に位牌の処分では「お焚き上げ」をするのが一般的です。
相談先としては菩提寺か、菩提寺は無く葬儀の際にお世話になった僧侶、そして仏具・仏壇屋があげられます。


お焚き上げには、しかるべき儀式が必要ですので、それまでは決して、自分で取り換えて仏壇に置かないようにしましょう。


また、何らかの理由でお寺や僧侶にお焚き上げをお願いできない、という場合は仏具店などで処分を頼むことになります。
新しいものを注文購入する際に、お焚き上げについても一緒に相談してしまえばスムーズでしょう。


位牌の処分にかかる費用ですが、僧侶によるお焚き上げは、大体1万円からのお布施、仏具店では約5000円からが値段の相場です。


ここに加えて新しい位牌を用意する費用がかかり、そして古い位牌から新しい位牌へと
故人の魂を移す儀式に関して別途、僧侶へのお布施が必要となります。






位牌の処分には魂抜きが重要?


位牌 魂抜き

位牌を処分したい時、どんな手順を踏むかはその人次第な部分があります。
極端な話ですが、燃えるゴミとして出されたり、引っ越し先まで持っていかずそのまま残す方も中にはいらっしゃいます。


しかし、その様な行動をとる方は位牌の存在意義を理解していない方が多く
本来の処分の仕方を知らないか、知っているがそこまでやらなくても良いと考えている方だと思われます。


信じるか信じないかは人によってしまいますが、昔から位牌は故人の魂が宿っている存在として大切にされてきました。
ですので、故人の魂が宿ったまま、燃えるゴミ又は家に置き去りにしてることになります。


実際に魂が目で見える訳ではないので、憶測の領域になってしまうのは仕方ありませんが
少し考え方を変えてみてください。


大切な家族を燃えさかる炎の中に捨てますか?
また、置き去りにするでしょうか?


一部の動物でも、亡くなった仲間を偲んだりします。


では、位牌の処分で必要な事とは何なのか?
ご紹介したいと思います。


実際に処分する際、位牌を燃えるゴミに出す事は悪い事ではありません。

位牌に宿っている魂を抜かずに処分するのがいけない事なのです。


位牌から魂を抜く儀式の事を「閉眼供養(へいがんくよう)」と言います。
この閉眼供養を必ず行う様にしてください。


まずは菩提寺、又は位牌に魂入れの儀式「開眼供養(かいがんくよう)」を行ってくれた僧侶に
「魂抜きをお願いします」と相談してみましょう。


同時に、お布施の金額を聞いてしまいます。
宗派にもよりますが、大体1万円からで引き受けてもらえます。


お布施の額をたずねるのは気がひけるかもしれませんが、お寺の方もいろいろ気をつかわれるより
単刀直入に聞いてもらった方がやりやすいそうです。


次に菩提寺と魂抜きの日程を決めます。
魂抜きの法要はおおむね所要時間10~15分ほどです。
仏滅を避けるといった決まりはありません。
引っ越しや入院などの事情でお寺に出向けない場合は、宅配便で送ることもできます。


位牌を持ち運ぶ際の「位牌袋」は通販で購入でき、4000円前後が目安となっています。
位牌袋を用いない場合は、タオルやセーム革など柔らかいもので包んで運びます。


菩提寺でなくても、位牌の処分を積極的に引き受けてくれるお寺もあります。
そうしたお寺では仏壇の引き取りや、人形供養も行っているので重宝します。


また位牌の処分は仏壇・仏具店でも引き受けてくれますので
そちらにも相談してみるのも良いと思います。






繰り出し位牌とは何の為の位牌なのか?


繰り出し位牌とは

仏教徒のお宅であれば、宗派にもよりますが、家族が亡くなった場合、ほとんどが位牌を作られます。
基本的に、1人又は2人に対して1つの位牌を作りますが、大体が1人に対して1つの位牌を作ります。


そうした場合、どんどん位牌が増えていき、仏壇内に収まり切れない状態なってしまします。
こうした過去の位牌の取り扱いに悩まれる方が、以外にも多くいらっしゃいます。


仏壇に入りきれないからと言って、処分する訳にはいきませんし、かと言って仏壇の外に置く訳にもいきません。
そうした場合に打ってつけの位牌があるのをご存じてしょうか?


仏具店に行ったことがある人は見たことがあると思いますが、「繰り出し位牌」という位牌があります。
位牌でいう戒名が書かれている面に観音開きの扉が付いていたり、また窓状になっている位牌がそれにあたります。


普通の位牌では、戒名を多く入れられたとしても2人が限度ですが、繰り出し位牌に関しては
中に札状になっている木の板が5~10枚入っており、その札に過去の戒名や俗名、没年月日を書き移す事で
位牌の数を集約出来るようになっています。


繰り出し位牌のおかげで、過去の位牌をまとめる事ができ、仏壇内のスペースを確保できます。
過去の位牌をどうするか、迷っている方は是非、繰り出し位牌を作成してみると良いと思います。


また、繰り出し位牌の中も、いっぱいになった場合は新たに繰り出し位牌を作成するか、または「過去帳」というものを作成するのが良いでしょう。


過去帳とは、帳面状になっている紙製の物で、繰り出し位牌とは違い、記載できる容量がかなり多く
先祖代々の記録として使用できます。


そもそも、過去帳とは浄土宗で使われていた物で、浄土宗では位牌を作りません。
その為、戒名を印す物として、この過去帳を使用していました。


浄土宗以外で、過去帳を使用してはいない決まりは特に無く、他の宗派でも使用されています。
帳面状になっていますので、取り扱いも位牌に比べて、気を遣わずに済みます。


また、繰り出し位牌や過去帳に過去の戒名等を移す場合、「開眼供養」が必要になりますので
ご自身の菩提寺、又はお近くのお寺にご相談してみて下さい。