ご本尊とは?十二支本尊などについてご紹介

ご本尊とは?何の為に存在するのか?


ご本尊とは

ご本尊とは仏教の信仰の対象となるものです。
仏をかたどった造形物一般がそれにあたり、具体的に言えば仏像や仏を描いた絵の掛け軸といったものになります。


お寺や家庭の仏壇でも、その中心部にご本尊がまつられているのが一般的です。
お寺の本堂でも真ん中に据え付けられているのが一般的ですが、場合によっては
普段は本物の本尊ではなくそれを模したものを据えており、特別な時期にしか本物を公開しないというお寺もあるようです。


例えば新たに仏壇を作る場合には、このご本尊も一緒に仏具店で買うということになります。
その場合、平均的な家庭の場合は仏像ではなく仏の描かれた掛け軸を選択するということが多いようです。


というのは、仏像というのは高価であることが多いからです。
宗派によって違いがありますが、一般的には仏像でも掛け軸でも良いということになっており
また掛け軸の仏画を選ぶというケースが多いようです。


仏壇を作りご本尊を新たに据えつけるという場合に、菩提寺などに依頼して「魂入れ」という法要が必要となります。
これはご本尊が尊崇と礼拝の対象物として確立されることを目的とした、大切な儀式となります。


仏壇とご本尊に「魂=いのち」を吹き込んで、ご本尊が本来持った働きが出来るように、という目的があるようです。
これは「慶事」でありつまり、めでたい出来事とされています。
ですので、一般的には親戚や友人を呼んで賑々しく明るく執り行うものであるようです。


仏壇を作るということは、ちょうど家を新築するのと同じようにめでたいものとされているのです。
法要は宗派ごとに違いがあり、焼香や読経、あるいは会食のルールにも違いがあります。
自らの宗派のルールをしっかりと把握しておきたいものです。






十二支の本尊とは?


守護本尊

仏教や神道などで、よく見かける「お守り」や「開運グッズ」
年初めや、受験、恋愛、また病気と闘う方など、様々な場面で仏様や神様にお願いするアイテムとして用いられています。


今でこそ、信仰に対する関心が薄れている中で、こういう行事や行いをしているという事は、少なからず信仰に興味は
あるのではないかと感じます。


そんなお守りですが、生まれた年の干支に関連したお守りがあるのをご存じでしょうか?
そのお守りというのが、「十二支守護本尊(じゅうにししゅごほんぞん)」という物です。


あまり聞き慣れない方は多いと思いますが、12支の干支に割り振られた守護本尊がおり、その守護本尊は人生の最後まで守って下さるというのです。


世間一般的な、お守りですと大体1年間だったり、その願いが叶ったりした時にお役御免となるのに対して
守護本尊は、死ぬ時までとなっているようです。


その様に聞くと、なんてありがたいお守りなのかと感激してしまいます。
では具体的に、どういったご利益があるのか、干支に割り振られている守護本尊によって、それぞれ違うようですのでご紹介したいと思います。


十二守護本尊

守護本尊


ご利益

虚空蔵菩薩
(こくぞうぼさつ)
限りない知恵と慈悲をそなえた菩薩様と言われ、人々に福徳円満を授けると言い伝えられています。
千手観音菩薩
(せんじゅかのんぼさつ)
千本の手とその手に目をもつ観世音菩薩で、千とは方便が無量あるという意味を指します。延命、減罪、除病を祈り、さしのばされた手は、永遠の幸福を授けると言われています。
虚空蔵菩薩
(こくぞうぼさつ)
限りない知恵と慈悲をそなえた菩薩様と言われ、人々に福徳円満を授けると言い伝えられています。
文殊菩薩
(もんじゅぼさつ)
知恵と戒律をつかさどる菩薩様。日常生活に普遍の知恵と悟りを導くと言われています。
普賢菩薩
(ふげんぼさつ)
一名遍吉菩薩とも言われている菩薩様。知恵と慈悲の徳によって永遠の幸福な人生を授けると言われています。
勢至菩薩
(せいしぼさつ)
知恵第一と称されている菩薩様。合掌されたお姿からは、一切の苦難を離れ安楽ならしめると言われています。
大日如来
(だいにちにょらい)
知恵と慈の光明を持ち、すべての現象の根源とされる大日如来。全世界の平和と繁栄をつかさどり、あらゆる願いに応じ、悟りの境地に導いてくれると言われています。
不動明王
(ふどうみょうおう)
御仏の守護とされる不動明王。種々の煩悩、障害を焼き払い、精進する者には救済の手を差し伸べる、慈愛に満ちた仏様です。
阿弥陀如来
(あみだにょらい)
無限の慈悲と永遠の存在と徳を与えると言われている阿弥陀如来。その名を唱えれば死後ただちに極楽浄土に生まれると言い伝えられています。

以上が、各守護本尊のご利益となります。


また、それぞれの守護本尊には「真言」という呪文のようなものが存在します。
呪文というと、怖いイメージがありますが、この真言というのは祀っている本尊に対しての
褒め称えと、おすがりを意味しており、これを唱える事で思いを各本尊に伝えるという形になります。


基本的に、朝起きた時と夜寝る前に3回以上唱えるのが良いとされているようです。


それでは、各守護本尊の真言と、その真言の意味をご紹介します。


【千手観音菩薩】

オンバザラ ダラマ キリク ソワカ

【意味】
どうか強い慈悲の御心で、私たちの煩悩を打ち砕いてください。



【虚空蔵菩薩】

オンバザラ アラタンノーオン タラクソワカ

【意味】
素晴らしい蔵と宝をお持ちの虚空蔵菩薩様。どうかあなたのお力で私を悟りの境地にお導き下さい。



【文殊菩薩】

オン アラハシヤノウ

【意味】
仏の知恵が満ち溢れている文殊菩薩様。私たちが悟りを求めている気持ちをおくみ取り下さい。
そして宇宙の真理を体得させて下さい。



【普賢菩薩】

オン サンマヤ サトバン

【意味】
普賢菩薩様は、私たちと仏様とは、もともとひとつの心を持っているということをご存じです。
どうか私たちに、あなたの知恵を授けて下さい。



【勢至菩薩】

オン サンザン ザンサクソワカ

【意味】
どうか、私たちの煩悩を打ち砕く為に勢至菩薩様の大きな勢いを与えて下さい。



【大日如来】

オン バザラ ダトバン

【意味】
永遠で不滅の光を持つ大日如来様に帰依します。どうか私を悟りの世界に入れて下さい。



【不動明王】

ナウマク サマンダ バザラダンカン

【意味】
力強い不動明王様に帰依します。どうかその偉大な破壊力で私たちの煩悩や苦しみを打ち砕いて下さい。



【阿弥陀如来】

オンアミリタ テイゼイ カラウン

【意味】
不滅のご威光を持っている阿弥陀如来様。どうか私たちを悟りの世界へお導き下さい。



以上が各守護本尊の真言になります。


自分の干支を見て、どの守護本尊なのか知ってみるだけでも、なにか守られてる感じがしてくるかもしれません。
自分の守護本尊はどれなのか?是非、探してみて下さい。