友人葬の費用や流れ必要なマナーとは

友人葬とは?その内容について


友人葬_内容

友人葬とは、宗教法人「創価学会」が執り行っている葬儀の形式です。


参列者は創価学会員でなければダメということはなく、一般の友人・知人も参列することができます。


友人葬と一般的な葬儀との大きな違いは、友人葬には僧侶がいないということでしょう。
創価学会は、もともと日蓮を宗祖とする日蓮正宗の在家信者の団体だったのですが、1991年に破門されています。


そのことをキッカケに、創価学会独自の葬儀として執り行われるようになったのが友人葬です。
友人葬に僧侶がいないのには、このような経緯があるのです。


また戒名といったものもありません。
僧侶の代わりに導師(儀典長)と呼ばれる学会員の代表に合わせて
学会員である遺族・親族のほか参列している学会員たちも一緒に読経・唱題を行い、故人を弔うのです。


なお、導師(儀典長)にお布施や心付けなどは不要です。
初めて友人葬に参列する人の中には、僧侶がいないことに驚き疑問を持つ人がいるようですが
このような経緯を知っておけば、参列した際にビックリすることはないでしょう。






友人葬で香典は出す?出さない?


友人葬_香典

新たな葬儀の形式として、1991年に創価学会が始めた「友人葬」という葬儀。
一般的な葬儀に比べ、内容としては各所を簡略化した、シンプルな内容が特徴です。
規模としても、基本的には大きくはなく、30人~50人位の規模がほとんどと言われています。


更に特徴的なのが、香典の持参について“創価学会の方針により香典は持参しなくても良い”となっている事です。
一般的な葬儀では、参列する方は香典を持参されるのがほとんどですが、友人葬に関してはそれを除外しているのです。


とは言え比較的、規模が小さい友人葬でも内容によっては、結構な金額になる場合もあります。
そうれなりに裕福な方であれば、香典収入が無くても葬儀代金を賄えるかもしれませんが、逆であれば例え葬儀代金が30万円位
であっても、厳しいご家庭もいらっしゃいます。


ですので、友人葬における香典の持参する・しないに関しては、微妙な部分も状況としてあり、悩まれる方は多くいるようです。
ですが、先ほどご紹介したように、“基本的には香典は持参しなくてよい”とされている為、迷われた方は
それに従う形で、香典を持参しない方が無難と言えるでしょう。


ですが亡くなられた方が、大変交流のあった方の場合だと、感謝の為にも香典を持参したいと考える方もいらっしゃると思います。
そうした場合、どのぐらい包めばいいのか?と悩まれるのではないでしょうか。


もし香典を持参するのであれば、包む金額としては一般的な葬儀と同じぐらいの5000円がよろしいと思います。
元々、香典を除外している葬式ですので、一般的な葬儀で見かける「香典返し」は用意されていません。


ですので、香典を持参れてた方に対しては後日、香典返しが送られる可能性があります。
そして、香典返しは基本的に香典に対して半額分ほどの品を詰め合わせて用意します。


大変交流があった方の場合、1万円を包みたくなりますが、友人葬は基本的に香典収入がありませんので
全ての葬儀代金を故人の遺族並びに、親戚などが払わなければなりません。


ですので、5000円に留めるのは、遺族に対しての配慮になる事にもなりますので
その額を包まれるのがよろしいのではないかと思います。






友人葬の費用はいくらなのか?


友人葬_費用

あまり聞き慣れない友人葬という葬儀ですが、もし執り行うとなった場合に一体どのぐらいの費用が
必要になってくるのでしょうか?


まず、友人葬は身近な人達だけで葬儀を行います。
僧侶や戒名を必要としていないスタイルの葬儀ですので、お布施という費用が必要ありません。
ですが、普通の葬式にある香典というのを除外していますので、香典収入はありません。


従って、実費ですべてを払わなくてはなりません。
実際には、その時の規模により異なりますが、一般的な葬儀と比べると規模が小さいので、何百万も払う事はありません。


そして最近では、高齢化社会、あるいは独居老人の孤独死が問題視されていますが近年このような変化において
友人葬というスタイルが創価学会員以外にも注目され取り入れられています。


葬式のために本人や近親者が多額の葬儀費を負担できないというケースも増えてきており
そのために創価学会の信仰や教義とは関係なく、友人葬というスタイルをとる人も多いということです。


一般的な葬式の相場が大体200万円とされていますが、友人葬の場合は最低限で行うとしても
15万円程度を目安にしておくと良いようです。


それよりもランクを上げて、数十人の来訪者を見込むとなると値段も上がり
50万円程度から70万円程度のプランが人数ごとに用意されているようです。


いずれにせよ、一般的な葬式よりも半分以下の価格で執り行うことが出来るのは確かです。
また料金においても分納による支払いも可能なことが多いようです。






友人葬の流れとは?


友人葬_流れ

葬儀自体、参列する事や執り行う事など、あまりない方がほとんどと思いますが、いざその時になれば
どうすればいいのか狼狽えてしまう事もあると思います。


ましてや、ここ最近では、あまり聞き慣れない葬式などが誕生しており
余計に分からなくなっているのではないでしょうか?


今ある新しい葬式の中でも特に、一般的な内容とは異なる内容の葬儀があるのをご存じでしょうか?
それが創価学会が始めた「友人葬」という葬儀になります。

では友人葬の流れとは、どういう内容なのか、ご紹介したいと思います。


【開式の辞】
・司会者から葬儀開始のアナウンスが入り、葬儀が開式となります。

ここに関しては、一般の葬儀と同じです。

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【読経・唱題】
・導師(儀典長)を中心に読経・唱題を行います。
読経に関しては、創価学会で読まれている法華経の「方便品」と寿量品の「自我偈」を2回読誦すること言います。
また唱題に関しては、南無妙法蓮華経の題目を唱えることを指します。


ここからは、一般の葬儀と異なってきます。
基本的に、僧侶がいる葬儀では、その僧侶が読経を行いますが、友人葬では僧侶がいません。
僧侶の代わりに、学会員の代表が導師(儀典長)として読経の進行を行い、それに合わせて遺族・親族、参列者も
読経と唱題を唱えます。

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【焼香】
・係の案内に従って焼香を行います。
焼香の順番としては、導師(儀典長)→ 副導師 → 遺族 → 親族 → 参列者
という順番になります。


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【御祈念文・題目三唱】
・焼香が終わった後、導師(儀典長)が唱題終了の鈴を打ちます。
その後、導師が追善供養の祈念を行い祈念後、鈴の合図に合わせて参列者全員で題目を三唱を行います。


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【弔辞・弔電紹介】
・弔辞と弔電があれば、その紹介を行います。

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【導師挨拶】
・導師(儀典長)からのご挨拶が行われます。

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【謝意】
・遺族、又は親族の代表から謝意が行われます。

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【題目三唱】
・参列者全員で題目の三唱を行います。

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【閉式の辞】
・司会者から葬儀終了のアナウンスと葬儀・告別式がある場合は
その内容のご案内がされます。


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【お別れ・出棺】(葬儀・告別式のみ)
・葬儀・告別式が終了した後、導師はじめ参列者が唱題するなかで、お棺に樒(シキミ)を入れていきます。
その後、遺族親族の男性陣により霊柩車へお棺を移動し、出棺となります。



ここまでが、友人葬の一連の流れになります。


一般的な葬儀では僧侶が読経を行うのに対し、学会関係者が読経を行うので
まず、そこからして一般葬とは違う雰囲気を感じると思われます。
また一般葬では基本的に生前仲の良かった方や、関係者が参列しますが友人葬の場合は上層部学会員や
全く面識のない学会員が参列することもあるようです。







友人葬でのマナーについて


友人葬_マナー

あまり聞き慣れない「友人葬」という葬儀ですが、実際、参列するとなった場合どんなところに気を付ければよいのでしょうか?
まず、一般の参列者の場合、所謂「一般葬」と呼ばれている、よく行われている葬儀と違い
友人葬の式中のちょっとした違いに戸惑うことはあるかもしれません。


まず1つ目の違いは、参列者の多くも読経・唱題をするということです。
一般的な葬儀では読経は僧侶のみが行うので、初めて参列する人の中には驚かれる人もいるようです。


友人葬は遺族・親族・同志などみんなで読経・唱題をして送り出す葬儀形式のためこのような形になっています。
そうすると、一般参列者も読経・唱題した方が良いのではないかと、思われると思いますが
これに関しては、できなくてもマナー違反にはなりません。


基本的に学会員である遺族、また親族、その他学会員の方達が行いますので、創価学会に入られてない方に関しては
読経・唱題の間は手を合わせていてもいいですし、椅子にジッと座っていても大丈夫です。


二つめの違いは、香典です。
友人葬では、香典そのものを除外しており、基本的に参列者は香典を持参しません。


しかし一般的には持参するものですから、悩まれる人は多いようです。
どうすればいいか分からないといった場合、香典の取り扱いについては葬儀会場に着いてから分かることもあるので
とりあえず香典を持参することをおススメします。


香典を辞退する友人葬なら、それに従えばいいですし、受け取る友人葬なら受付で渡せば大丈夫です。


そして最後の違いは、数珠です。
創価学会では、一般的に多く見られる数珠とは形状が違い、両手に掛ける長めに作られた独自の数珠を使っています。


葬儀会場に行くと、一般参列者の人の中には、数珠の違いに戸惑い持参した数珠を使っていいのか
悩んでしまう人もいるようです。


数珠の違いで故人を弔う気持ちに差が出る訳ではありませんから、数珠を持っているのであれば使って大丈夫です。
ただ人目がどうしても気になるという人の場合、あえて数珠を持参しない・数珠を使わないという選択をしたとしても
問題はありません。


これらの事に気を付ければ、基本的な友人葬のマナーを守るに繋がりますので
友人葬に参列される場合の参考にしていただければと思います。